下の元画像はかなり遅めの時間帯に撮ったものです。仕事柄どうしても遅い時間になってしまうんですね。暗く、そして青く色被りもしています。

フォトショップの補正機能を使って全体の青味を取り、白い背景と白い本を基準に白はより白く、黒はより黒くカラーを調整しています。

全体に白く補正すると必要な色まで白っぽくなるのでマスク機能を使い調整します。最後にどう切り取るか仕上がりを考えてトリミングします。

上の元画像は一部本物のアンティークペーパーもありますが、ほとんどはアンティーク風デザインのペーパーアイテムを使ってスタイリングした写真です。写真は忠実に現実を切り取るので、新しいものは新しく見え古いものは古く見えますね。

「色調補正」で写真の青味を取り、全体の明るさを調整した後、新しいものの質感を少しだけ古く見せるように部分的に選択しながらさらに色味を補正していきました。

更にアンティーク寄りに「画像加工」を施していきました。それぞれのアイテムに、と言うよりは写真自体を古く見せる「画像加工」となります。もっと手を入れて、それぞれのアイテムごとに古さを表現することも可能です。

クリスマスの読書会をテーマにしたスタイリングを俯瞰気味に撮影した写真ですが、周りには余計なものがたくさん写り込んでいる状態です。

色調補正を行った後、写真上下に映り込んだものを全て消して背景を黒くしました。また横長だった画像を縦長にトリミングし、テーブル下に黒い余白をたっぷりと作りました。

最終的には下に作った黒い余白部分にデザイン処理された文字組みを入れています。この形にするためには、元画像の補正の段階から最終の具体的な仕上がりをイメージしていきます。